JA共済の個人年金保険ってどんなもの?
こんな疑問にお応えします。
本記事の内容はこちら。
- JA共済「ライフロード」をおすすめする理由
- 知らないと損する個人年金保険の基礎知識
- iDeCoと「ライフロード」なら、まずはライフロード
個人年金保険って生命保険会社からたくさん出ていて迷っていますよね。
生命保険会社の個人年金保険は、はっきり言って入らないほうがいいです。
でも、JA共済の個人年金共済は、他とは違っていい内容なんです。
最後まで読むと、JA共済の個人年金共済がいい理由が分かりますよ。
それではいきましょう。
目次
結論:個人年金保険はJA共済「ライフロード」一択
結論から言うと、個人年金保険のおすすめはJA共済「予定利率変動型年金共済(ライフロード)」一択です。
なぜなら、ライフロードには、次のようなメリットがあるからです。
- メリット① 予定利率が変動する(最低保証0.50%)
- メリット② 年金が増額する
- メリット③ 2つの告知で加入できる
メリット①:予定利率が変動する
JA共済のライフロードは、積立に対する利率(予定利率)が、契約から5年目までは0.3%に固定され、6年目以降に毎年変動します。
「変動」と聞くと不安に思うかもしれません。
でもご安心を。
ライフロードの予定利率は、最低でも0.30%が保証されています(最低保証予定利率といいます)。
ちなみに、過去の実績は下表のとおりです。
【参考】6年目以降の予定利率の変遷
H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R01 | R02 | R03 | R04 |
1.59% | 1.63% | 1.60% | 1.60% | 1.65% | 1.66% | 1.65% | 1.50% | 1.48% | 1.47% | 1.44% | 1.25% | 1.16% |
メリット②:年金が増額する
JA共済のライフロードは、一度増えた分は減りません。
例えば、予定利率が前の年1.25%だったが今年1.16%に下がったからといって、0.09%分が将来減らされるということはありません。
メリット③:2つの告知で加入できる
JA共済のライフロードは、健康状態の告知が次の2つだけで加入できます。
- 現在、病気や外傷で、安静療養中ですか?
- 今後、入院または手術(レーザー・カテーテル・内視鏡・放射線によるものを含みます)の予定がありますか?
生命保険は加入するときに告知が必要です。
なので、病歴や現在病気持ちの人は、新たに生命保険に加入することができない場合があります。
しかし、 ライフロードは告知が2つ しかありませんので、病歴や持病があっても加入しやすいです。
ライフロード解約時の注意点
年金をもらうまで掛金を払えれば問題ないですが、資金繰りのため、途中で解約せざるをえないケースがあります。
JA共済のライフロードを解約するときは、以下のような注意点があります。
- 10年以内に解約すると元本割れする
- 据置期間中に減額(一部解約)はできない
- 年金の支払が始まったら、解約できない
ライフロードと他社の比較
ライフロードと生命保険会社の個人年金保険と比較しました。
年金保険の種類 | 会社・商品名 (代表例) | 説明 |
積立利率 変動タイプ※ | JA共済「ライフロード」 | 掛金の積立に対する利率が変動し 最低保証が設定されている。 |
配当付タイプ | 日本生命「みらいのカタチ年金保険」 第一生命「しあわせ物語」 住友生命「たのしみワンダフル」 明治安田「年金ひとすじ」 | 予定利率は固定されている。 配当金が年金の増額に充てられる。 |
低解約返戻金タイプ | かんぽ「長寿のしあわせ」 日本生命「グランエイジ」 太陽生命「100年時代年金」 | 返戻金を低く設定して、 長生きする人の年金原資を増やしている。 一定年齢を超えないと返戻率が100%を下回る。 |
無配当タイプ | メットライフ「レグルスⅣ」 第一フロンティア「プレミアムカーレンシー」 ジブラルタ「通貨指定型個人年金」 | 利率変動や配当金による年金の増額がない。 |
変額タイプ | 第一フロンティア「プラミアジャンプ3」 | 運用収益により年金額が変動する。 |
※円建て・積立利率変動タイプは、JA共済の「ライフロード」だけです。
※生命保険会社の個人年金保険を詳しく見たい方はこちらから。
知らないと損する?個人年金保険の基礎知識【生命保険料控除】
あなたがサラリーマンなら「年末調整」するときに、生命保険料控除や地震保険料控除を利用しているはず。
生命保険料控除は、一般生命、介護医療、個人年金の3つの種類があります。
もし個人年金保険に未加入の場合、控除される「枠」を使っていないことになります。
せっかく国が用意してくれている会社員が実践しやすい節税方法なので、個人年金保険を考えているあなたは加入したほうがお得ですよ。
例えば、所得税率が10%の場合、最大で年間6,800円の節税効果があります。
どれくらい税金が安くなるかは、その人の所得によって異なります。気になる人は下記のページで確認してみてください。
>>個人年金保険料控除|価格.com
【参考】個人年金保険料控除を受けるには、以下の条件があります。
- 年金受取人:被保険者
- 年金受取人:契約者or契約者の配偶者
- 払い込み期間:10年以上
- 年金支払年齢:60歳以上
ちなみに、個人年金保険料控除をうけるには、税制適格特約をつける必要があります。
ただ、税制適格特約には制限(デメリット)もありますので、契約してから困らないようにあらかじめチェックしてください。
iDeCoと個人年金保険なら:リスク取りたくない人→個人年金保険です
もしあたなが、iDeCo(イデコ)と迷っているなら、まずは個人年金保険をおすすめします。
なぜなら、個人年金保険はiDeCoよりリスクが少ないからです。
iDeCoの概要
iDeCoの概要は以下のとおりです。
個人型確定拠出年金(iDeCo)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度です。この制度への加入は任意で、ご自分で申し込み、ご自分で掛金を拠出し、自らが運用方法を選び、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受けることができます。また、掛金、運用益、そして給付を受け取る時には、税制上の優遇措置が講じられています。国民年金や厚生年金と組み合わせることで、より豊かな老後生活を送るための資産形成方法のひとつとしてご活用ください
出典「iDeCo公式サイト」
▼さらに詳しく勉強したいあなたへおすすめ
ライフロードとiDeCoの比較
iDeCoとJA共済「予定利率変動型年金共済(ライフロード)」を比較しました。
iDeCo | ライフロード | |
リスク | 元本割れする商品がある | 10年以上経過すれば解約しても元本割れしない |
解約 | 60歳まで引き出せない | 年金支払開始前ならいつでも解約できる |
節税効果 | ・掛金が全額所得控除 ・運用益が非課税 ・公的年金等控除 | ・個人年金保険料控除 ・公的年金等控除 |
iDeCoのメリットは、掛金全額が所得控除になることです。
ただ、デメリットは、運用結果に左右され、解約できない期間が非常に長いこと。
相場が悪くなったから途中でやめることはできないんです。
※掛金の配分先を預金にすれば、リスク回避することはできます。
ライフロードは最低保証利率が設定されていますし、10年以内に解約しなければ損しません。
また、年金支払開始「前」なら、いつでも解約して返戻金を受け取れます。
iDeCoとライフロードとで迷っているあなたは、リスク(解約できないリスク・元本割れリスク)が許容できるか、できないかで選んでみてください。
- リスクを負える→iDeCo
- リスクを負いたくない人→個人年金保険【ライフロードがおすすめ】
まとめ:個人年金保険は→JA共済「ライフロード」一択
本記事では、おすすめの個人年金保険と、他社商品の比較をご紹介し、個人年金保険の基礎知識やiDeCoとの比較について解説しました。
結論は、くどいですが、①予定利率が変動して、②一度増えた年金額は減らない、JA共済「予定利率変動型年金共済(ライフロード)」一択です。
ライフロードは月額3,000円から始められます。
試算してみたい方はこちらから。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。