県民共済の三大疾病保障に加入しようか迷っている。
どんな内容なのか知りたい。
こんな疑問にお応えします。
- 県民共済の三大疾病保障とは
- 新三大疾病特約の内容
- 新三大疾病特約のデメリット
- 新三大疾病特約のメリット
- 新三大疾病特約を付けたほうがいい人
僕は保険関係に勤めていて、生命保険の支払を4年間経験しています
県民共済は、あなたの家のポストにも一度は入ったことのある、「青い封筒」の保険です
中身は細かい字がたくさん書いてあって読む気になりませんよね。
この記事を読めば、あなたにとって、新三大疾病特約がいるか・いらないか、さくっと判断できると思います。
それではいきましょう。
目次
県民共済の三大疾病保障とは【新三大疾病特約】
- 保障期間:80歳まで
- 基本コースが総合保障1型の場合は65歳まで
- 共済掛金:月1,200円 または 2,400円
- 三大疾病:がん・心筋梗塞・脳卒中
簡単に言うと、新がん特約に、心筋梗塞と脳卒中の入院・手術・先進医療がプラスされたイメージです。
新三大疾病特約の内容
がんの保障は、新がん特約と同じですので、こちらの記事をご覧ください。
新三大疾病特約にがんの手術保障はありませんので、ご注意ください。
心筋梗塞・脳卒中 入院
入院の原因が心筋梗塞また脳卒中のときに、受け取れます。
ただし、限度があって、1回124日までです。
心筋梗塞・脳卒中 手術共済金、先進医療
心筋梗塞・脳卒中が原因で、手術を受けた場合、共済金を受け取れます。
金額は、59歳までは、手術によって、5万円、10万円、20万円といった感じ。
60歳以降は、2.5万円、5万円、10万円というふうに半額になってしまいます。
どういう基準で金額が決まるかというと、受けた手術の診療報酬点数によります。
詳しくは、こちらの記事で解説していますので、お読みください。
新三大疾病特約のデメリット
ここからは新三大疾病特約の注意点を紹介していきます。
①:がん一時金が少ない
- 月1,200円コース: 50万円
- 月2,400円コース:100万円
がんの治療は入院から通院にシフトしていますので、使途を問わない一時金で準備しておくのが一般的です。
ただ、50万円や100万円では、治療費や収入減少に備えるには、安心できる金額と言えないのではないでしょうか?
②:がん再発の給付金の期間が長い
新三大疾病特約は、1回目の三大疾病の治療が終了後、5年経過しないと2回目以降の診断共済金が受け取れません。
なぜ、これがデメリットかというと、がんは再発リスクがあるからです。
ちなみに、生命保険のがん保険は、最初の診断金と次の診断金の間は2年が一般的です。
ちにみに、最短は1年で、JA共済 の「がん共済」です
③:がん通院保障がイマイチ
通院の限度が60日に制限されています。
しかも、1回目の診断から5年以内の通院はすべて通算(合算)されます。
つまり、すぐに限度に達して支払いが受けられなくなるということです。
④:60歳以降に保障が下がっていく
ご覧のとおり、60歳から徐々に保障金額が下がっています。
あなたは医療費がかかる年代を知っていますか?
ご覧のとおり、医療費は60歳以降に増えていますよね。
本当に保障が必要なときに、十分な保障が受けられないかもしれませんね。
⑤:新三大疾病特約単体で契約することができない
新三大疾病特約はあくまでオプションなので、新三大疾病特約だけを契約することはできません。
ですので、基本コースを解約すると、自動的に医療特約もなくなります。
新三大疾病特約メリット
新三大疾病特約のメリットは、次の2つです。
- 保障開始が早い=がん無効になりにくい
- 上皮内がんも対象・削減されない
どちらも、新がん特約と同じですので、新がん特約の記事をお読みください。
心筋梗塞、脳卒中の保障に関しては、特段メリットと言えるものはありません。
新三大疾病特約をおすすめできる人
新三大疾病特約をおすすめできる人を紹介します。
- 60以降の保障はあてにしない人
- 他に生命保険に入っていて、県民共済はサブ的に入る人
- 保障は劣っていても、とにかく安い保険がいい人
- がん無効がこわい人
まとめ:県民共済のウリは安さ
新三大疾病特約は、月1,200円か2,400円で圧倒的に安いです。
一方、保障面で劣るところが多々あります。
なので、上記の「新三大疾病特約をおすすめ出来る人」に当てはまらないあなたは、他の保険を資料請求してみてください。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。