- ブログを始めたけど、思うように筆が進まない・・・
- 記事が最後まで読まれていない・・・
- 文章を早く書けるようになりたい・・・
これからご紹介する『新しい文章力の教室』は、こんな課題を解決してくれます。
オススメは次の人です。
- ブログ初心者
- 筆がなかなか進まない人
- 帯の文言にギクッとした人
目次
『新しい文章力の教室』の基本情報
『新しい文章力の教室』の基本情報は以下のとおりです。
- 著名|新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
- 著者|唐木 元
- 出版月|2015年8月11日
- 出版社|株式会社インプレス
- 定価|本体1,300円+税
『新しい文章力の教室』の要約
本書を以下のように要約しました。
一つずつ解説していきます。
要約① 良い文章=完読される文章
本書では良い文章を完読される文章と定義しています。
完読とはおしまいまで読んでもらうという意味で、本書は完読される文章になっているかを基準に考えてアプローチされています。
流れるような言い回しや、キャッチーなフレーズを教えてくれるの??
いいえ、違います。小手先のテクニックはありません。
文章は【事実→ロジック→言葉づかい】の順に成り立っています。どれか一つでも0だとすべてが0になる掛け算のようです。
本書はロジックと言葉づかいのメソッドを教えてくれます。
ロジックとは【何をテーマにして、何を、どれから、どのくらい】書くかという構造的記述をいいます。詳しくは要約②でご紹介します。
言葉づかいとは今まさに見ている文字列です。詳しくは要約③でご紹介します。
要約② 書く前に構造シートを作ろう
本書のキモは構造シートです。
【何をテーマにして、何を、どれから、どのくらい】書くかをサポートする素晴らしいシートです。
特別なフォーマットは必要ありません。作成手順は以下の通りです。
要約③ 基準は完読されるかどうか
本書の大半は言葉づかい(文字列のことでしたね)について書かれています。
言葉づかいの基準は完読されるかどうかです。ユーザーに負担をかけずに最後まで読んでもらうためのメソッドがたくさん紹介されています。
ほんの一部ですがご紹介します。
- 固有名詞は公式ソースからコピペする
- 修正したら必ず冒頭から読み返す
- 便利な「こと」「もの」を乱発しない
『新しい文章力の教室』の書評
私の書評をご紹介します。
書評① 第1章だけでも読む価値アリ
第1章は書く前の準備について解説されています。特に重要なのが構造シートです。
文章を書く作業に慣れていない人は、まず構造シートを作りましょう。やみくもに書いてもいずれは立ち往生してしまいます。
『文章を「書きながら」考えていませんか?』
帯にこんな言葉が書いてありました。私は「あ、自分のことだ・・・」と思って即買いしました。
私と同じように思った人は、ぜひ読んでください。
ナタリーの新人さんでも、最低30記事は「構造シート」を作成してから書き始めるそうです。
記事数が30記事以下の人は、とりあえず第1章だけでも読みましょう。
そして、構造シートを書いてから記事を書きましょう。
書評② 仕事にも応用できる
本書は文章力を向上させてくれるだけではありません。仕事にも応用できます。
本書では構造シートの応用例として、企画書やレイアウトが挙げられています。
私は情報の整理、営業トーク、プレゼンなど何でもいいと思います。
PCやアプリにメモする人が多いと思いますが、書けないうちはめんどくさがらず手書きオススメします。
『新しい文章力の教室』を読むべき人
冒頭にご紹介したとおり、次の人に読んでいただきたいです。
『新しい文章力の教室』を読めば、より早く、より多く、より分かりやすく文章を書けるようになります。
あなたが書いた良い文章=完読される文章を読んで、課題が解決するユーザーも増えるはずです。
ビジネスの根源は課題解決です。
完読される文章を目指して、一緒にがんばりましょう。
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。