簿記2級の統一試験とネット試験どちらにしようか迷っている。ネット試験を受けた人の感想・コツを知りたい。
こんな疑問や要望にお応えします。
- 簿記2級ネット試験を受けた感想
- 簿記2級ネット試験の当日の流れ
- ネット試験の環境
- 簿記2級ネット試験のコツ3つ
- ネット試験の注意点4つ【失格含む】
今回は、簿記2級ネット試験を受験した感想やコツ、注意点をお伝えしていきます。
僕は簿記2級第157回の統一試験(紙の試験)を受けて惨敗し、ネット試験に切り替えて合格しました。
ネット試験は問題用紙がないので、受けた人しか問題がわかりません。
なので、実際にネット試験を受験してみた感想やコツなどがわかれば、不安はなくなりますよね。
ネット試験の実態がよくわからず不安な人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
それではいきましょう。
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簿記2級ネット試験を受けた感想
まずは、ネット試験を受けた感想や問題の傾向などを紹介します。
ネット試験は統一試験より簡単だった
正直言って、統一試験は受けるのをやめたほうがいいです。
ネット試験のほうがはるかに簡単だからです。
実際、僕が受けた簿記2級ネット試験は、9割くらい問題集レベルでした。
ネット試験と統一試験、どちらを受けようか迷っている人は、ネット試験を強く強くおススメします。
ネット試験に出題された問題の概要
僕が受けたときの問題の概要は以下のとおりです。
- 第1問 仕訳問題(5問)
- 第2問 株主資本等変動計算書
- 第3問 修正仕訳と P/L作成
- 第4問 仕訳問題(3問)・ 総合原価計算
- 第5問 標準原価計算
「こんな問題初めて見た!」なんていう問題はありませんでした。
詳細な内容は書けませんが、問題集レベルの問題がほとんどだったように感じます。
どのくらい時間がかかったか
ネット試験を解くのに80分くらいかかりました。
残り10分を使って、見直しした感じです。
ネット試験の時間制限は90分。統一試験より30分短いです。見直しをする時間はほぼ取れないと思っていいかなと思います。
ここまでで読むのをやめようと思ったあなた、すこしお待ちを。
ネット試験当日のながれ
では次に、ネット試験当日、会場に到着してからのながれを簡単に紹介します。
- ①注意事項が書かれた説明書を読み、署名する
- ②専用のバックに私物を入れる(電卓は除く)
- ③別室に案内される
①署名、②荷物まとめが終わったら、すぐ別室に通されます。
僕の場合、予約していた開始時間まであと20分くらいありましたが、その場で待つのではなく、すぐ別室に案内されました。
説明書には、「心の準備ができていない人は、まだ署名しないでください」というような注意メッセージが書いてありました。
ネット試験の環境
ネット試験の環境について、説明していきます。
- PC環境
- メモ用紙
- ボールペン
- ヘッドホン
デスクトップPC
試験はデスクトップPCで行われ、キーボード(テンキー付)で数字や用語を入力して解答します。
なお、席はパーテーションで仕切られていました。
A4サイズの白紙2枚
メモ用紙としてA4の白紙が2枚配布されます。両面合わせると4面使えることになります。
僕はだいぶ余白を空けて使った結果、3面分書きました。
※メモ用紙は持ち帰ることができません。
ボールペン1本
メモ用にボールペン1本が配布されます。私物の筆記用具は持ち込めないので、これで書いてねということです。
始める前に、ボールペンがつくか確かめましょう。
※試験開始前に試し書きすることは禁止されていました。
ヘッドホン
周囲の音(電卓など)が気になる人のために、ヘッドホンが用意されていました。
普段と違うことはしたくなかったので、僕は使いませんでした。
他に電卓をたたいている人はいなかったので、問題ありませんでした。
どうしても周囲の音で集中できない場合は、使ってください。
ネット試験3つのコツ
簿記をネット試験で受けるにあたって、僕なりのコツをご紹介します。
コツ①:机の上の配置
ネット試験のコツは、キーボードと電卓の間に白紙を置くということです。
なぜなら、キーボードと電卓が隣り合ったままだと、どちらを打っているかわからなくなる危険があるからです。
ミスをなるべく減らす工夫をしましょう。
コツ②:解答欄の移動方法
解答欄を移動するときは、マウスではなく、キーボードのTabキーをおススメします。
マウスだとポインタを合わせる手間があるので、時間がロスしてしまうからです。
ただ、見直ししているときなど、解答欄を大きく移動するときは、マウスのほうが効率手かと思います。
ただ、普段PCを使わない人は、無理してTabを使う必要はありません。
Tabキーに慣れている人は、時間の節約になります。使いましょう。
コツ③:桁の確認方法
解答欄に数字を入力するだけでは、「カンマ」がつきません。
カンマを表示させるには、他の箇所をクリックするか、Tabキーを押して次の解答欄に移動することが必要でした。
解答欄に入力したら、すぐにTabキーを押して、カンマを表示させましょう。
桁ミスはもったいないのですよね。
簿記2級ネット試験 注意点4つ
簿記2級ネット試験を受けるにあたって、注意点を4つ紹介します。
注意点①:試験中の私語は厳禁
当たり前ですが、試験中の私語は厳禁です。
試験を終えて退室するときに、一緒に受験している友人に声をかけることも禁止されていました。
ご友人と一緒に受験する人は、私語にご注意ください。
注意点②:キーボードの予測変換に惑わされるな
ネット試験では、一部日本語入力する場面があります。
その際、前の受験者が入力していたであろう文言が予測候補として出てきます。
解答しようとしている単語と同じならいいのですが、予測変換が微妙に間違っているものも表示されるかもしれません。
よく確認して入力してください。
注意点③:見直しする時間は取れない可能性が高い
簿記2級ネット試験は、いくら統一試験より簡単とは言え、大問5つで90分間です。
見直しの時間が取れないことも十分考えられます。
なので、一つ一つ正確に入力しましょう。
仮に見直しの時間が取れても多くはありません。どの問題を見直しするかは、めぼしを付けておきましょう。
僕は10分間見直しの時間が取れたので、不安な問題だけチェックしました。そして、予測変換で間違えていた箇所を発見できました・・・!!
注意点④:間違えた箇所はわからない
ネット試験は合否判定と大問ごとの得点がすぐに出ます。
ただ、どの問題で間違えたのか、正答は何だったのかはわかりません。
用紙は持ち帰れないし、大問ごとの得点しかわからないので、復習のしようがありませんのでご注意ください。
まとめ:簿記2級、迷うことなくネット試験を受けよう
冒頭でお伝えしたとおり、簿記2級はネット試験をおススメします。
簿記2級ネット試験は統一試験よりだいぶ簡単だからです。
また、ネット試験の会場が近くにあれば、いつでも受験できますので、仮に不合格でもすぐ再チャレンジできる機会が何回もあります。
簿記2級に合格したい人は、ネット試験一択です。
アノ第157回で一度コテンパンにやられた僕が言うのですから、間違いありません。
統一試験で挫折したくない人は、ネット試験をすぐ申し込みしましょう!
そして、合格の喜び、勉強からの解放感を一緒に味わいましょう!
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今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。